ワールドカップ


そういうわけで、1ヶ月ぶりの更新でございます。
この間に常連客の方々をずいぶん失っただろうな、きっと。


時事ネタで、ワールドカップのことを少し。
サッカーよりは野球のが好きなので、日常はJリーグとかもまるで関心ないのだけれども、ワールドカップは昔から好きで、4年ごとに結構熱心に観てきた。


こういうことを書くと日本中を敵に回すのだろうけれども、日本がワールドカップに出るというのは、個人的にはあまり好ましくない。
日本が出場することで国内でもワールドカップににわかに注目が集まって、テレビ放送も増えて、やたらと盛り上がるのは、一見いいことのようにも思えるが、そうではない。
日本チームについての報道ばかりで、他国の情報がかえって減ったような気がする。
イライラするようなくだらない民放のサッカー報道など観たくない。
ワールドカップは、夜中に、衛星放送とかで、落ち着いて観たい。
そもそも、日本チームのサッカーは、観ていてあまりおもしろくない。
いや、そんなにサッカーのことよくわかってるわけではないんだけれども。


ワールドカップは、中南米やアフリカを専ら応援する。
オリンピックなんかだと、メダルの数がそのまま国力の差を反映しているだけのような状況だけれども、ワールドカップは違う。
第三世界が西欧のチームを蹴散らすのが痛快だ。
ガーナがアメリカに勝てるのなんて、サッカーくらいなんじゃないか。


イングランドみたいな、ほんとに華のある見事なプレーヤーばかりのエリート集団が、アルゼンチンとかに競り負けたりする、そういうところを見たい。
中南米やアフリカのチームは、なんちゅうか、もう気迫とか背負ってるものが違う。
8年前だったか、12年前だったか、16年前だったか、決定的なオウンゴールを決めてしまったコロンビアの何とかいう選手が、大会終了後に自国に戻って射殺される事件があったと思う。
そんくらいの勢いをチーム全体が背負っている。
顔つきが違う。
同僚のブラジル人は、「日本にいるとみんな静かだからワールドカップっていう気がしない」と言っていたけれども、ブラジルはもうワールドカップのシーズンは誰も仕事なんかしないらしい。
そういう場に参加するには、日本はまだまだヒール役としても役不足だという気がする。
さすがに中田はときどき胸のすくような壮快なプレーがあるけれども、全体に大人しくて、こぢんまりしてて、盛り上がらない。


ヨーロッパではイタリアが好きだな。
昔、ロベルト・バッジオのかっこよさにしびれた感触が残像として残っていて、あの青いユニフォームを見ると、ワールドカップの高揚感が沸き起こってくる。


グループFは、願わくばブラジルとクロアチアに勝ち残ってもらいたかった。
オーストラリアはつまんないす。
残念だ、クロアチア
好きなのにな、クロアチア
なんつっても、キャプテンの名前がニコ・コバチ
テレビのアナウンサーがその名を連呼する度に、「二個小鉢」という漢字が頭に浮かぶ。


うちの子ども達はもう1年もたまごっちをいじり続けているけれども、まめっち等人気のあるキャラクターにはなかなか遭遇できず、くちぱっちとかござるっちとか、かわいくないのばかり育てている。
しかし、クロアチアには、見たこともないキャラがたくさんいる。
このメンバー表を見よ(↓)。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/wcup/06germany/data/team/cro_list.html
シムニッチ、シミッチ、トキッチ、バビッチ、シェリッチ、クラスニッチ……。
息子といっしょに、「あ、オリッチがモドリッチに変わった!」等と言いながらテレビ観戦するのは至福の喜びである。


いや、そういうまとめ方じゃないよな、ここは。
なんか久しぶりで、書き方よくわからなくなりました。