『農で起業する!/杉山経昌』を読む


まだ風邪が治りません。
もう今日で10日目。
咳がどんどんひどくなる。
う゛ー。


あんまりこういう本は読まないのだけれども……。
風邪で気も弱っているのか、図書館で手にとって何となく。
いや、もともと、農業への憧れが日に日に強く……というのもあるんだけれども。


別に憧れなくても、農業始めようと思えばいつでも始められる環境にもあるんだけど。
て言うか、いずれは嫌でもある程度やることになるんだろうけど。


でも、自分から前向きにそういう気分が沸々と湧いてきたのは、ここ数年だ。
まさかこんな事考えるようになるとは、予想できなかったな、さすがに。
うーん、良さそうだ、農業。
食えるかな。
家族、ついてくるかな。
無理だな、それは。


予想外に良書であった。
くだらねえ本かと思ってた。
外資系のサラリーマンとしてバリバリ28年働いた後に就農した人の実体験。
書きっぷりが良心的で、信頼できる。
有機農業とか無農薬とか、無理すんな」みたいなトーンで、リアリティがある。


勤め人としてのギスギスした生活に疲れた方、いかがでしょうか。
実際にやるやらないはともかくとして、一時の夢想の材料として、なかなかいい話です。
日本の農業政策の愚かさの実態にも触れるので、そこは腹立つけども。