眠りの季節


パラオから戻って以来、どうにも眠気がひどく、特に週末になると気がゆるんで、えらいこと寝てしまう。
別にパラオは関係なくて、春の兆しかもしれない。
昨夜も12時間寝た。
子どもを寝かしつけててそのまま9時に寝てしまい、今朝、9時に子どもに起こされるまで、ずっと寝た。
それも無理矢理起きた感じなので、放っておかれたら、まだまだ全然寝てたはずだ。


ただ、自分の場合はもともと睡眠力が極めて弱く、12時間寝たとか19時間寝たとか言っても、ずーっと眠り続けているわけでは全然なくて、途中何度も目を覚まし、半眠半覚の状態が延々続く。
二度寝、三度寝……をひたすら繰り返す。
何種類もの夢を見る。
いい加減起きなきゃ、と思いながらもどうしても立ち上がれず、そのまま開き直って寝続けるというパターン。
せっかくの休みなんだから、あれをやろうとかこれもやろうとか思っていることがあるわけで、そうした焦りと眠気との葛藤で逡巡しながらごろごろしている時間帯もあるのだけれども、そこで「まあいいや」という結論がいったん下されてしまうと、後は際限が無くなる。


昨夜も、明け方4時頃、つまり7時間くらい眠ったあたりで結構はっきりと1度目が覚めた。
そこで起きていれば、すんなり起きられたのだと思うけれども、さすがに4時には起きるまい。
日常の睡眠時間を既に明らかに超えているにもかかわらず、そこでまた寝直した。これがいけない。
いざそうやって眠りモードに入ると、あとはストップがかからなくなるらしい。


その後は、30分とか1時間とか2時間とかおきに目が覚めるのだけれども、絶対に起きる気にならない。
その繰り返しで、学生時代は30時間近くまでいったことがある。
そこまで行くと体力勝負で(寝ているのにも体力が要る)、また空腹との戦いでもある。
眠り直すたびに違う夢を見る。
昨夜は不吉な夢をたくさん見た。


今朝は起きざるを得ない情況に追い込まれて無理に起きたけれども、それでもさすがに12時間も寝れば、いざ起きてしまえばすぐにすっきりするわけで、1日は比較的快調であった。
この調子だと夜もなかなか眠くならないかもしれないと思っていたら、全然そんなことはなくて、やっぱり10時頃からまた眠い。
今夜は愚妻が外に飲みに出かけたので、子ども2人の面倒を1人で見なければならず、深夜まで遊ばせて疲れさせ、一気にばたっと寝かせる作戦に出たのだけれども、あろうことが、自分がいちばんに眠くなってしまった。
今、それを何とか乗り越えてこれを書いてます。


春眠暁を覚えずの言葉どおり、真に眠い季節はこれからだ。
経験的に、秋口も同じくらい眠い。
ブログの更新が滞っていたら、それは寝ているものと考えていただきたい。