おねしょとおっぱい


昨夜、上の息子がまたおねしょをした。
小学校に上がったこの4月になってもなおらなくて、頻度こそ減ったものの、定期的に必ずやる。
ここしばらくはなかったので、やっと克服したかと思っていたら、一昨日に続いて2晩連続だ。
下の娘は、今月で3歳になったけれども、まだオムツがはずれない。うんこはたまにトイレで出来るけれども、おしっこは出来たためしがない。
本人が「まだ赤ちゃんだから」と言っているのだから、方法がない。
おまけにまだおっぱいも飲んでいる。
ちなみに上の子も、下が生まれる直前まで、つまり3歳半くらいまで、おっぱいを飲んでいた。
しかも、いったんやめて、下が生まれた後、また飲もうとした。
うーむ、大丈夫なのか、うちの子育ては。


3歳児のオムツは、まあ、周りにも結構いるらしい。
おねしょの方がちょっと気になる。
小1になってもある程度の頻度でやらかす場合は、医者に相談した方がいい、という話もよく聞くけれども、今のところ放っておいてある。


おっぱいは、愚妻が確信犯なので、致し方ない。
出るものは飲ましときゃいい、無理にやめさせる必要はない云々といったような話を、どこかで聞いてきたか何かで読んだかしたらしく、特に医学的根拠等をもっているわけではないようだけれども、そのように信じているらしい。
まあ、こちらとしても、そう言われればそのような気もするし、それに反論するだけの根拠があるわけでもないので、これも放っておいてある。
放っておいたら何歳まで飲むんだろうかという好奇心もある。我が子で実験中。
世間的には、1歳になる頃には断乳すべきであるというのがメジャーな通説であるらしく、3歳でまだおっぱい飲んでてオムツしてます、などと言うと、目を丸くして驚かれることも多い。
ぼくが愛読した松田道雄『育児の百科』にも、そんな風に書いてあったように思う。
しかし、おっぱいを飲ませ続けることには、母親としてはメリットも大きいらしく、次第に近所の人々にも影響を与えるようになり、今では、うちに出入りするお母さん連中が皆マネして2歳になっても3歳になってもおっぱいを飲ませ続けるようになった。
これは、グズったときなどに便利で、特に熱が出たり腹が痛かったりして泣き出すと、どうあやしても手に負えなくて男親ではどうしようもなくなったりするけれども、そういう時におっぱいを与えると、一撃で大人しくなる。
そういうときには、なるほど、おっぱい飲ませててよかったと思うこともある。
ただし、次第に、とにかく何でも泣いたらおっぱい、てな感じになってくるわけで、叱られたらおっぱい、お菓子買ってもらえなかったらおっぱい、眠くなったらおっぱい、という具合に、いつまで経ってもやめられそうにない。
そもそも、3歳児がおっぱいを飲んでいる様子というのは、画的に妙である。


近頃は、上の子のおねしょがまだ治らないのも、下の娘のオムツが取れないのも(上の子も全然オムツが取れなかった)、おっぱいと関係があるのではないかと疑っている。