授業参観


昨日もヒマだったので、午後は休みを取って、小1の息子の授業参観へ。
自分の子どもが教室でだいたいどんな感じなのかは、ほぼ想像がつくし、実際そのとおりだった。
それよりも、ぼくは小学校1〜2年頃の記憶がすっぽり抜け落ちているので、そもそも1年生の授業というのがどんなものなのかが興味深い。


気になったことが3つ。
先生が生徒を呼ぶのに、「○○さん」と言っている。
女の子だけでなく、男の子にも、「○○さん」と、さん付けで呼ぶ。
これがなんとなく嫌な感じ。
○○の部分は、ファーストネームであったり苗字であったりして、どういう規準になっているのかよくわからなかったけども、苗字が他と重複している子はファーストネームなのかもしれない。
それにしても、何故、男までが「○○さん」なのか。
やはり男女間に差を設けない、ジェンダーフリー教育ということだろうか。
もはや小学校だけでなく、中学や高校でも、男女混合名簿は当たり前。
この手の妙な「男女平等主義」は、かえって世の中を男にとっても女にとっても住みにくくするんじゃないの? っていうようなことを内田樹が書いてたけど、まさにそのとおりだと思います。


2つめ。
授業の始めに、「起立」ではなく、日直さんが「立ちましょう」と言う。
そんなもんなのかな。
変に手加減してやらないで、意味わかんなくても漢字書けなくても、最初から「起立」でいいと思うんだけど。


3つめ。
見学したのは午後の5限目で、その後「かえりの会」があってお開きになるんだけれども、最後に先生がラジカセをセットして、みんなで校歌を歌う。
しかもフルコーラスで3番までみっちり。
なんせ自分の頃の記憶が抜けてるのでよくわからないけど、こんなことやってたのかな。
まあ君が代じゃなくてよかったような気もするが、なんとなく嫌な感じ。
1年生だから、単に覚えるためにやってるだけなのかもしれないけど。


しかし、おもしろいな、1年生。
先生が何か質問すると、一部のひねくれた生徒(含:うちの子)を除く大半の子が勢いよく手を挙げて、「はい! はい!」って身を乗り出すのに、いざ先生に「じゃあ、○○さん」と指名されると、「わかりませーん」とか「考え中です」とか、もじもじしながら真顔で言ってる。
吉本新喜劇だ。
周りのみんなにはちゃんとコケてもらいたい、と思った。