風邪、偶然の一致の一致


土曜日に娘が、日曜日に息子が、月曜日には自分が水っ洟を垂らし始め、翌日にはそれぞれ水っ洟が泥っ洟に変わる。
子ども達はそれでもTシャツ1枚で1日中元気に走り回っているけれども、自分はすぐに発熱。
だいたいいつもこうなる。
幸いヒマな時期なので、昨日は午後から、今日はまる1日休みを取って、寝たり起きたりしながらずっとごろごろした。


買ったまま読んでいなかった村上春樹の短編集、『東京奇譚集』の最初の1編だけ読む。
「偶然の一致」の話で、村上春樹自身が体験したものが2つ、知人の体験したものが1つ、計3つの偶然が出てくる。
実話なのかフィクションなのかわからないけれども、大変におもしろい。
自分にもこのような体験は何度かあったような気がして、ごろごろしながら思い出そうとしてみたけれども、思い出せなかった。


で、さっき、内田樹のブログをのぞいたら、なんと今日は、偶然の一致の話。
内田樹朝日新聞の購読をやめたら、示し合わせたわけでもないのに、六十年近く朝日を読み続けていた母親も、全く同じタイミングで毎日に乗り換えていた、というエピソード。


「偶然の一致」が偶然に一致して、だから何だというわけではないんだけれども、何となく楽しい気分になった。