RC オン・マイ・マインド


昨日6月1日は、個人的スーパービッグ・タイトルがいっぺんに2つも発売になった。RCの35周年(!)記念ベストアルバム「グレイトフル・デイズ1981-90」と、Tレックスの3枚組DVD「Born to Boogie」。
予約してあったから、今日到着。
今日からしばらくRCとTレックスのことを書きます。


中2か中3から高校にかけて、RCとTレックスは、ぼくにとって単なる音楽以上のものであって、ほとんど生活そのものですらあった。
日常的に聴く音楽は、もうその頃とはかなり変わってしまっているけれども、この2つはいまだに聴くことがあるし、今聴いても不思議に昔と同じような気分で聴くことが出来る。
思春期の刷り込みというのは恐ろしいもので、すっかり血になってしまっていると言うか、人生観そのものに組み込まれてしまってるのかもしれない。


今日はまず、RCサクセション「グレイトフル・デイズ」から。
RCのベストはこれまでにも何枚も出てて、いちいち追っかけてないんだけれども、今回のは特別である。
まずひとつには、デジタル・リマスターであるという点。今までのあまりに安直な企画とは違って、ちゃんとしてそうな感触があった。
そしてさらには、ついに、ついに、隠れた名曲「マリコ」が初CD化されるということである。ずっと待ってたんだ、これを。
もう1枚、同時に「ワンダフル・デイズ1970-1980」というのも出てるんだけど、こっちは特に目新しい収録曲がないから、まあリマスターの出来を確認してからかな、と。


早速チェック。もう眠いけどチェック。今これ書きながらチェック中。
1曲目「どかどか……」。うーん、今どきのサウンドだ、確かに。めいっぱいの音圧って感じ。相当にドンシャリ。このシンバルの音はちょっといかがなものか。うーむ。いいんだか悪いんだか。
2曲目「自由」。おお、これはナイス。これはいい。リマスター万歳。音源によるな、どうやら。
3曲目「SUMMER TOUR」、4曲目「ベイビー!逃げるんだ」。この辺はあんまり好きじゃないからよくわからないけど、リマスタリング的にはOKか。
5曲目「多摩蘭坂」、6曲目「Oh! Baby」。最強バラード2連発。ところでこのベスト盤、全体としてはかなりけったいな選曲のように思うんだけど、どうなんだろう。非常に通好みっちゅうか、まあ81年以降となるとこんな感じなんだろうか。
7曲目「ノイローゼ・ダンシング」。どういう選曲だ、これは。これも初CD化? 「サマーツアー」のB面だっけか?
8曲目「不思議」。シングル・バージョンなのが偉い。正しい。この曲、大好き。サウンドもいい。リマスター万歳。「おれは資本主義の豚でー」とか「LとSはDまでいってたー」とか、言葉がさえてるやね。


……今日は眠いのでここまででリタイア。
いまんとこ、リマスタリング、非常によし。新鮮な気分で聴ける。
「ワンダフル・デイズ」もやっぱり買うか。