三浦大知ソロデビュー


三浦大知がソロデビューという記事を発見。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/kiji/2005/01/20/01.html
もう17歳か……。よその子はあっという間に大きくなるな。


子どもボーカルものが好きなので、Folder が出てきたときはちょっと盛り上がった。
今日は帰って早速久しぶりにデビュー盤を聴き直してみたけれども、今聴いても全然普通にかっこいい。当時SMAPとかをやってた小森田実が作ってて、曲もアレンジも文句なし。「パラシューター」、すげえな。
三浦大知は、フィンガー5の晃とかと比べるともっとテクニカルで深みがあって(録音技術の進歩も考慮に入れねばなるまいが)、逆に言うとそれだけに破綻がなくて、勢いにおいて晃に劣るとも言えるかもしれないけれども、高い音域へ行ったときの爽快さはやはりめちゃくちゃに気持ちいい。チンさんは、「晃はロックだけど大知はソウル」って言ってたけども、なるほどそんな感じ。いずれも甲乙つけがたい。
そんなわけで、ついでにフィンガー5も久しぶりに聴いてみます。


……やっぱいいなあ。
高いとこ行ったときのこの耳から血が噴き出しそうなテンパリ具合は、70年代の子どもにしか無理ですな。ロックだ。いまどきの子どもにこれだけの根性と体力はない。
フィンガー5って言うと、たいていは「学園天国」か「恋のダイヤル6700」ってことになっているけれども、最高傑作は「恋のアメリカン・フットボール」です。曲が素晴らしい。都倉俊一、ナイス。


ちなみに、大人なのに大知や晃みたい素っ頓狂なハイトーンを出すのは、広瀬香美
あのうざったいとしか言いようのない詞さえなければ、広瀬香美は曲もへんてこで面白くて最高なんだけど。「♪幸せを〜つかみたい〜」っていうのがいちばん好きで(タイトル忘れた)、あの激しく乱高下するジェットコースターのようなサビのメロには当時びっくりした。


本場海外は、なんつってもマイケル・ジャクソンだろう。やっぱ本場にはかないません。なんだこの子どもは。「I want you back」がラジオとかから流れてくるだけで、泣きそうになります。
あと、50年代のドゥーワップ・グループでフランキー・ライモンっていう子どもがいて、この子も別格。山下達郎ならこっちを推すんだろうか。凄いのにかわいいって言うか、フランキー・ライモンの場合はもう子どもなんだか何なんだか、ちょっと不気味な領域だけれども(笑)、そういう微妙な感じが子どもボーカルの魅力でしょう。


三浦大知のソロデビュー、作曲がゴスペラーズ、か……。それはちょっとダメかもな。