アメリカ嫌い

テレビもほとんど見ず、ここのところは新聞もまともに読めてない状態なので、何がどうなっているのかよくわからないままにアメリカの大統領選が終わってしまった。どういう情況だったのかほとんど把握していないけれども、ともかくブッシュが再選したというのは面白くない。かと言って、ケリーだったらよかったとも思えない。


いろいろメリットもあるのかもしれないけれども、やっぱり2大政党制というのは、よくないんじゃないかという気がする。だって、何事も白か黒かで決定してくってことに、どうしてもなるんじゃないのだろうか、あれじゃあ。
共和党イラクを攻めるっつったら民主党は攻めない、という具合に、世論が割れそうな微妙な(?)問題に関しては、どっちかが yes でどっちかが no。そうすることによってしか対抗できないから、自動的にそうなる。で、さらに、我々はイラクなんかやっちゃいますっつって共和党が選挙に勝ったら、そう言って勝った手前、政権についたら自動的にやっちゃう勢いになる。だから、政策の進行も速い。今回だって、イラクは攻めるって言い続けた結果、それが支持されて再選したわけだから、政権についてる間は、どう考えてもその路線に変更が生じる余地はない。
これって、バカなんじゃないだろうか?
白がいて黒がいて、その間には、白に近いグレーやら黒に近いグレーやら、曖昧な感じの人が大勢いて、たまに誰かが白だとか黒だとかはっきり言ったりすると、そうでもないんじゃないかとか、そうは言い切れないんじゃないかとか、ごちゃごちゃ混ぜっ返されたりして、なかなか決まらなくて、いつまで経っても事が進まない。その方が、一見ダメに見えても、よほど現実的で、知的なんじゃないだろうか。こんな複雑な世の中で、なんでもかんでも白か黒か、ハイどっち?っつってぽんぽこぽんぽこ結論出して、何もかもうまく処理していけるわけないと思うんだけど、どうなんでしょう。もちろん、そうしなきゃいけない局面が多々存在することも認めますけれども。


なんかもうアメリカのやり方を見てると虫酸が走ってイライラしてくるので、できればあまり接することなく生きる方法はあるまいかと思う。