千円以下のワイン


ワインを飲むと、かなりの確立で寝てしまう。そして、飲み過ぎると(1人で1本以上とか飲むと)、翌日、胃腸がごろごろと不快な感じになる。普段飲み慣れていないせいなのか、それとももともと体に合わないからなのか、そのへんはよくわからない。
が、それでもワインを飲むのは大好きで、特に今ぐらいの時期は美味しく感じる。
家での常用ワインは、千円以下のものと決めている。もともとワインの味はそれほどわからないつもりだけれども、それでもやはり好みはあって、毎回あれこれ試してみる。千円以下でも、結構選択肢がある。しかし、経験的に、800円以下だとまともなものがない。800〜1000円という狭い価格帯の中で選ぶことになる。これを買っておけば安心というような、自分の中で安定した銘柄も2,3はあるけれども、なるべくいろいろなものを選ぶようにしている。
1日で1本空けてしまうと翌日がつらくなるので、基本的には半分ずつ2日に分けて飲むようにしている。でも、飲み始めると半分というのは面白くなくて、たいていは1日目に3分の2くらい空いてしまう。なるべく赤白それぞれ1本ずつは常に備蓄してあるのが理想で、メニューがワインに適していると判断したときに、空ける。飲み残しは、中を真空にするワイン用の栓で閉めるけれども、それでもいったん空けると、早く飲まなければ風味が落ちると信じている(必ずしも実感できるわけではない)ので、翌日には飲む。1日目はワイン的なメニューだけれども、翌日はそうとは限らない。鯖の塩焼きでワインを飲むようなことになったりもする。そういう場合はちょっと飲み方に工夫がいる。飲みと食いの完全2部入れ替え制にする。
今日は、朝から子どもがねだって夜はドリアを作るということがわかっていたので、意気込んで準備した。千円ちょうどでイタリアの「Piemonte Barbera」という銘柄を買ったら、これが大変大当たりで、この値段では今まで飲んだ中でいちばん美味しいのではないかというくらいに気に入った。