岡村靖幸研究室 序章

(靖幸マニアonlyで。時間の無駄ですから)


本当は、靖幸の詞を、全て、ひとつひとつ、じっくりと、丁寧に、検証してみたい。これまでに靖幸が発した一語一語を、隅から隅まで味わい尽くしたい。靖幸は何を意図したのか?そこに秘められたメッセージとは? その魂の叫びに共鳴し、共に笑い、共に泣き、そして時には問題提起したり、時にはその言葉遣いを添削したりしながら、全曲制覇したい。本当はそうしたいのです。
しかし、そのためには、当然、詞を引用する必要がありますし、そういうことをすると、おそらくJASRACにしかられます。しかられるのは困ります。


ところで、前々から気になっていたことがあります。
靖幸は、曲の合い間合い間、イントロや間奏やアウトロで、様々なタイプの奇声を発します。それは、ほとばしる靖幸の情念の噴出、ソウルの雄叫びに他ならないわけですが、これまでその大半は、「特に意味なし」、あるいは、「単なるスキャット」と考えられて、見過ごされてきました。コアなファンでさえも、はっきり日本語とわかるセリフ以外には注意を払わなかったのです。
確かに「どぅるどぅるどぅびどぅー」のように明らかにスキャットと見なせるものや、「んー、べいべー」等の平易な英語、「ま、ま、ま、まぁーーい」等の間投詞は、それ以上の詮索を要するものではないでしょう。
しかし、注意深く聴いてみますと、日本語でもなく、またスキャットでもない、微妙に英語っぽいんだけど英語なんだかどうだかよくわからないというタイプの発語が、靖幸の楽曲には山のように含まれています。あれは一体何なのか?


私は金脈を掘り当てました。あれは英語です。間違いありません。
靖幸の英語の発音は、かなり上手です。そこには、靖幸からの隠されたメッセージが含まれているに違いありません。
近年、私は、あの、微妙に英語っぽいんだけど英語なんだかどうだかよくわからない発語に集中して靖幸を聴くように心がけてきました。この靖幸研究室では、まずその成果を開陳していきたいと思っています。これならJASRACにもしかられないでしょう。
不定期に続けます。