サンダルの底

職場では、革のサンダルを履いている。ジャスコとかで2千円くらいでよく売ってる、ホーキンスか何かの、こげ茶色のやつ。これがいちばん丈夫で長持ちする。ナイキだのリーボックだののスポーツサンダルよりも、うんと強い。気が付いたら、今履いてるやつは、転勤前からだから、少なくとも8年、ヘタすりゃ10年超になる。


それが、今日、ふと左足に違和を感じた。サンダルを脱いであらためてじっくり見てみると、かかとの底が完全にすり切れてなくなっている。
5mmくらいの厚さのゴムの接地面と、その上の層の厚さ1cm強のコルク状のクッションが全部すり切れて、そのコルクに張ってあった薄っぺらい革だけが残ってんの。
しかも、すり切れてんのは左足だけで、右足のかかとは、ゴム部こそなくなってるものの、コルクはまだほぼそのまま残ってる。
うーむ、おれはいったいどういう歩き方をしているのか。よほど左に傾いてんのか……。


家に帰って、他の靴も全部チェック。ひどいO脚なので、かかとは全て急激なカーブを描いて外側からすり減るが、左右のアンバランスは特に見受けられない。どうも職場に限った現象らしい。


関係ないけど、最近、身体論ブームの一環か、「ナンバ走り」とかが話題になった。
ああいうの、基本的に好きなので、甲野善紀古武術関連の本を何冊か読んだ。
で、「ナンバ」で歩いてみようと思って、本で読んだとおりにやってみるんだけど、本の説明だけでは、なかなかどうも感じがつかめない。右手と右脚、左手と左脚を同時に出す感じで摺り足気味に歩く……って、やってみたら、アホそのものですわ。
誰も見ていないと思って、駅のホームの柱のかげでちょっとやってみたら、遠くでおねいさんがこっちを不気味そうに見てた。コントの練習か何かかと思われたかもしれない。