音楽雑記


その後、トレイシー・ウルマンをまとめて聴く。やっぱりいいわ。
アレンジもいいし、演奏もいい。特にドラマーがいい。
ぼくの持ってるCDにはミュージシャンのクレジットがないので、誰が叩いてるのかわからないんだけれども、これは恐らく Bobby Irwin ではないかという気がしてきた。(曲によってドラマーが違う感じだけど、アップテンポ系の曲がそれっぽい)
Bobby Irwin というのは、80年代のニック・ロウのバンドにいたドラマーで、白人の8ビートのドラマーとしては、個人的にめちゃくちゃ好きな人。
ニック・ロウの最高傑作は、誰が何と言おうと「Nick Lowe and His Cowboy Outfit」と「The Rose of England」の2枚だけれども、この2枚は、白人によるロックンロールのひとつの頂点であると確信します。(なんと今は廃盤状態)
サウンド的には、その Bobby Irwin のドラムとポール・キャラックのキーボードの貢献が大きい。
トレイシー・ウルマンはスティッフ・レーベルだから、スティッフつながりで、この人脈はあり得るんじゃないか、と。
違ってたらすいません。
ネットで調べてもわからなかった。
ブログだからいい加減なこと書いても平気。


そう言えば、ニック・ロウは、ベイ・シティ・ローラーズゴーストライターだったっていう有名な噂があるけれども、それも、ぼくは9割くらい信じてます。
さすがにベイ・シティ・ローラーズのCDは持ってないのでちょっと今確認できないけど、あの曲調は、そう言われるといかにもニック・ロウくさい。
だからこそそういう噂が立ったんだろうけど。
ちなみに、ニック・ロウは、Tartan Horde(タータンチェックの群衆、ですな)という変名バンドで、「Bay City Rollers We Love You(邦題:愛しのベイ・シティ・ローラーズ)」というシングルも出してて、当時、日本でも小ヒットしたらしい。
コンピレーションに収録されてるので、CDで持ってるけど、曲調はまんまBCRです。


関係ないけど、今日は、カウントダウンTVの2時間特番をごろごろしながら見る。
神田川から青春アミーゴまで300曲」っていう企画。
やっぱり70年代と80年代がおもしろい。
五輪真弓、歌うめえー」「世良公則もうめー」「松山千春もやっぱうまいな、演歌入ってるけど」とかぶつぶつ言いながら見る。
途中から、息子が横で「青春アミーゴ」のCDをかけて踊り始めたので風呂に入る。


21世紀になってからは、いわゆる「ロック」の新しいバンドを全然フォローしてなくて、ほとんど何もわからない状態になってきた。
たまには最近の新しい「ロック」も、ということで、ジョン・フルシアンテレッチリのギタリスト)のソロ「Shadows Colide with People」を最近買う。(新しいっつっても2004年だし、言ってもレッチリだから、何も新しくないのか……)
これを聴いてみたところ、なるほど、非常にいい。
久しぶりにロックな衝動が高揚してきた。
そしたら何故か急にフーが聴きたくなってきて(笑)、結局その後、フーのベスト盤を聴いてしまいました。
しかも初期のシングル集。
フーは初期が好き。
ほんとは「キッズ・アー・オールライト」を聴きたくなったんだけども、CD持ってなかった。
結局60年代に逆戻り。
初期のフーについては語りたいことがまたいろいろあるけど、きりがないのでもうやめます。