女子高生と携帯メール


この4月から意に反して初めて携帯を持つことになり、日々メールを中心に使っているのだけれども、携帯のメールというのはほんとに入力がめんどくさい。パソコンの前に座りながら携帯でメール書いてるというシチュエーションも多く、パソコンで書けば楽だしタダなのに、と思うけれども、なんとなく携帯に来たメールは携帯で返さなくちゃいけない気がして、イライラしながらやっている。


新鮮な発見だったのは、携帯のIM(っていうの? FEP? ATOKとか、ああいう日本語変換システム)の優秀さ。非常によく考えられているのに感心した。あのわずかなキーと小さい液晶で、考え得る限り最も効率的な変換システムなのかもしれない。
で、携帯の機能そのものに加え、このIMの性能もユース仕様になってると言うか、女子高生とかの使用に配慮されてるのが窺い知れる。
「じみ」って入力すると、すぐさま候補に「地味婚」とか「ジミヘン」とかがあがってくるのがすごい。口語調や女子高生調には、PC用のATOKよりも向いているんじゃないだろうか。


で、下手に携帯持ったら、いろいろな流れから、メールで女子高生の人間関係のトラブルの仲介役をやるようなことになってしまっていて、ここ数日、実にめんどくさいメールをたくさん書いている。
女子高生同士の関係のこじれについて、ぼくはまるで関心がないけれども、そのコミュニケーションの在り方みたいなものについては、いささか考えるところがある。
なんか、直接会って話し合えば、5分で解決すると思われるような些細な問題が、変にメールでやりとりするもんだから、妙な具合にこじれてしまっているように思えてならない。
特に女の子同士のメールのやりとりはシビアなようで、返信が遅いだの何だの、いちいち難しいらしい。
さらに、昔に比べると今の女子高生は格段に日本語の操作力が衰えているから、ちょっとした表現ミスによる誤解が頻繁に生じているものと思われる。
などと考えながらも、40も近いというのに、非常にどうでもいいことに気を配りながらちまちまメール打ってる自分というのも、いかがなものか。


一方で、我が身の過去を振り返ると、もしあのとき携帯があったらもっとうまく立ち回れただろうに、等と思えるようなことも少なくはない。
うーむ。