春眠暁を


覚えず、と言いますけれども、毎年まさにそのとおりの状態になる。
自分は、内面的にはそれなりに複雑で一筋縄ではいかないわかりづらい人間だろうと思っているけれども、生態的には非常に単純と言うか、原始的にできているような気がする。


ブログ以外に紙の日記もつけていて、そっちの方はもう7年目になる。通販生活で買った10年日記とかいうやつ。1日分は3行程度だから、ほとんど事務的に事実を書いているだけで、1日1日はちっとも面白くないのだけれども、7年分くらいの蓄積が出来てくると、ときどき過去を振り返ってみるのが楽しい。
不思議なもので、だいたい毎年同じような時期に同じような症状の病気をしてたり、気がついたら1年前のその日と全く同じような文を書いてたりする。実に進歩がない。


で、毎年、この4月下旬頃は、眠くて仕方がないらしい。
メシ食ったあとで横になったら眠ってしまい、風呂も入らずそのまま朝まで、っていうことを、この時期毎年繰り返している。昨夜もそうだった。しかも今日は休みだったから、結局12時間近く寝た。


12時間寝たと言っても、ぼくは眠りが浅いので、その間何度も何度も目を覚ましているのであって、ずーっと眠り続けるわけではない。
半眠半覚の状態が延々続いて、いつまで経ってもとろとろしてるので、起きあがる気力が出ずにうたた寝を続けることになる。
学生の頃は、それで24時間以上寝てたことがある。最後は空腹に耐えきれず、起き上がる。
そう言えば、午後2時半から始まる授業を寝坊して休む、なんていうことが頻繁にあった。人間のクズかもしれない。