映画『ミッション』を観る


久しぶりに1人の時間が与えられたので、ビデオで『ミッション』を観る。一昔前の重厚なイギリス映画。
これを選んだ理由は特になくて、なんとなく。睡眠十分でやる気があったので、長くて重そうなもの、ということで。植民地主義時代のヨーロッパにも関心があった。


映像はぶ厚いし、デ・ニーロはうまいし、面白かったけど、テーマや映像の重厚さに比べると、ストーリーはやや素直すぎる、か。
18世紀当時の、スペインやポルトガルの国王とイエズス会との関係がよくわからなくて、またもや世界史の無知がちょっと障害になった。
実話らしいけど、伝道師はさすがに美化されすぎでしょ。
伝道師が福音の美名の元に悪行の限りを尽くす……、なんていう映画は、やっぱり無理か。